ブラインドタッチに替わる言 葉は?



関根です。すみません、お伺いするときだけ出てきております。

このところ、某団体と「ブラインドタッチ」という言葉の使い方を
めぐって意見が分かれています。わたしとしては、その文脈は、触覚でも
使い勝手の良いボタンやキーボード配列の機器であるため、キーを見なくても
使いやすいという意図で「ブラインドタッチで楽に操作できます」と説明
したのですが、ここで、「ブラインドタッチという言葉そのものが
差別用語であるため、差し替えてほしい」という依頼を受けました。

私自身は、ブラインドという言葉は、I'm totally blind. という風に普通に
使うものと思っていましたし、講演会等で、視覚障害者の講師自身が、
「私は純正ブラインドタッチですので」と楽しそうに自己紹介したのを聞いた
ことがあるので、まったく差別用語だとは思っていないのですが。。。

たしかに、ブラインドタッチ自身は和製英語かもしれませんが、英語でも
Blind Typingといいますし、その言い方も日本ではあまり定着しているとは
いえません。また、差別用語とされることを嫌って、タッチタイピングという
言い方に置き換える動きもありますが、これはどちらかというと、画面を見ない
で打つという点よりも、10本の指を使うという点が重視されている’打ち方’
そのもの、タイピング技法のように思えます。

(蛇足ですが、タッチタイピングとは、とGoogleで検索すると143件、
ブラインドタッチとは、で検索すると1290件ですね。やっぱりこっちが
一般的に思えるんですが。。。)

ですから、今回の件のように、視覚障害者も含めて、その機械が、
わかりやすいボタンやキー配列を提供している場合、果たして、
「ブラインドタッチ」と言ってはいけないのでしょうか?
で、もしもそれを言い換えるとしたら、どういうのがふさわしいので
しょうか?

皆さんご自身は、どう思われます???ご意見下さい!


株式会社ユーディット 代表取締役 関根千佳
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