Re: X8341-3の第6章「全般的 要件」について



On Tue, 17 Aug 2004 04:22:13 +0900,
d/f <df@xxxxxxxxxxxxxxxxxx> wrote:
> でも、先の地図のところでも少し書いたのですが、
> アクセシビリティが広まるためには、まず導入の敷居を低くする、
> もっと認知される、などが必要ではないかと思ったりしています。
<snip>
> そのためには、「最低限必要な部分」と「努力する部分」を
> 可能な限り切り分けて考えていった方がよいのではと思います(^-^;

HTML4/XHTMLおよびCSSの仕様として何が用意されていることと、
それに加えて何をすると良い結果になりえるのかということとを、
きちんと切り分けて解説する必要があるのでしょう。


> それに、JISに沿ってきちんと意識して作るのは、
> 意識しないものと同じ時間で出来るものではありません。
>
> # alt属性一つでも悩みますから...
>
> そう考えると、現状のものが難しくないと思ってる方々でも
> いざ現場で実践するのは容易ではないわけです。

これは見積の項目に、そもそもアクセシビリティ対応だとか
検証だとかといったものを追加しておき、増大すると見込まれる
工数をかけた合算であらかじめ承認をとっておくとか、そういう
ことで対応できるのではないでしょうか。

#もちろん、それだと予算がとれなければ対応できないという
#ことになりますが。

コスト的な問題もさることながら、実際に予算を多くとることが
できた場合に、*本当に*アクセシブルなサイトを制作できるのか
どうか、その根拠というかそれを厳格に判断することが困難で
あるというのが、現場での実践が容易でないことの最たる要因と
なりえているのではないかと思います。

ただし、少なくとも制作者は常にアクセシビリティを踏まえた
実装をおこなうという前提で制作すれば(予算とかに関わりなく)、
何もしないよりはアクセシビリティの高いサイトの数は増えて
いくかと思います。
予算を多くとらないのに常に実装では心がけるということは、
それだけ工数あたりの単価が下がることになりますが、ようは
制作者がスキルアップすれば済むという話でもあります。


> ですから、私は制作側の人間なので特に知っとくべきだと思ってますし、
> また、対応出来る必要があると思っているので勉強もしてますが、
> W3Cの仕様に準拠していないサイトでなければアクセシブルでない、
> みたいなものは賛成出来かねるものがあります。。。
>
> テーブルを使っていても、知っていればアクセシブルになり得ます。
> アクセシブルかどうかはHTML云々以前から考慮する必要がありますし、
> そこに敷居を作ってしまうのは、、、と思うわけです。。。
<snip>
> ただ、ウェブサイトの価値とか、よりアクセシブルなものとか、
> 関連する様々な要素と併せて考えた時に、テーブルは使わない方がいい、
> なんていうのは当然あるわけですし、JISにない部分を考慮する
> 必要も多々あると思います(というより常に必要ですね...)。

この「テーブルを使う」というのは、いわゆるテーブルによる
レイアウトをしているという意味かと思いますが、テーブルを使う
ことが仕様に反していると定めたものってあるのですか?

W3Cの仕様に準拠していないサイトはアクセシブルではないという
ことを誰が言っているのかわかりませんが、少なくともテーブル
レイアウトを仕様違反であると明示しているものはないわけです。
テーブルレイアウト、線形化できるものであるのなら、大いに使えば
良いではないですか。

しかし、テーブルを利用しない、いわゆるCSSによるレイアウトのほうが、
より容易にアクセシブルに作れるであろうこと、これは揺るがないかと
思います。
理由はいろいろ挙げられますが、まあ最たるものとしては、
テーブルによって定義されるグリッドは、mediaやalternate stylesheetに
応じて変化させることが困難だから、とかいう辺りでしょうね。

というわけで、テーブルでなくCSSでレイアウトしましょうという
ことを、努力目標のような感じで掲げておくことは必要だと思います。



-- 
yuu Morita
http://w3j.org/