RE: 障害者権利条約の政府訳に異論あり



関根さん
Technologiesを機器あるいは用具として訳す場合が当然あるわけですが、ICTの場合
はそれだけでは足りないのは当然です。
アクセスもWeb2.0を活用する国際的なネットワークを使った国際的な作業部会の共同
作業に参加しなければならない障害のある委員にとってのアクセスを含めてアクセス
の訳語を考えると、やはりアクセスとしか言いようがないように思います。
障害者団体側の意見が固まっていればよいのですが、クロスディサビリティーを旗印
にされる方のJICAの障害者案件調査報告に「○○国のPCトレーニングセンターは障害
者のアクセスが保障されていた」という表現があって、どんなスクリーンリーダーを
使っているのかを問い合わせたら、車いすで利用できるというだけだったという経験
もあります。
この際、訳語の前提となる概念形成をはかるために、use caseを中心に具体的に何が
問題かを明らかにするキャンペーンが必要だと思います。
河村
-----Original Message-----
From: 関根 千佳 [mailto:csekine@xxxxxxxxxxxxx]
Sent: Wednesday, May 27, 2009 3:20 PM
To: nap@xxxxxxxxxxxxxxxxx
Subject: Re: 障害者権利条約の政府訳に異論あり

石川先生、高岡さん、安村先生、関根です。
ありがとうございます。実際、なぜこんな結果になったのか
いろいろ調べているのですが、どうもちょっとご高齢の先生方の
ご意見が強かったという説もあり。。。。。

なんとか、現代的な常識に合わせていただけないものか、
水面下で動く必要もあるのかもしれません。

いずれにしても、今後とも、マスコミやあらゆるルートから
働きかけてみます。どうか、みなさんも、最低限でもテクノロジーを
「技術」と訳すよう、できれば「アクセス、アクセシビリティ」を
残すよう、あちこちで訴えていただけませんか?

なんだか、電子的な署名活動を始めたいくらいです(;;)
よろしくお願いいたします。