Re: BlueTooth機能も追加できるワ イヤレス補聴器



中根です。

高岡さん、コメントありがとうございます。

なるほど、確かにこれはメリットが大きそうですね。

高岡さんのメールを読んでいて、以前私がアメリカの盲学校でインターンをし
ていた時に指導した、全盲で難聴の女の子のことを思い出しました。彼女は全
盲なので、当然 PCを使うには音声や点字の出力に頼らなければなりません。
しかし難聴ですから、音声にはほとんど頼れない状況でした。でも、正直なと
ころ点字だけで Windowsの PCを使うのは少なからず困難があるので、彼女も
どうにかこうにか必要な時だけ音声を使っていました。そういう時は、補聴器
の集音部分にスピーカーをできるだけ近づけてやっていましたが、それでも周
囲で別の音がするとコンピュータの音声を理解することはほとんどできていな
かったようです。

ということで、彼女のような人にも、このような補聴器はかなり有用なのでは
ないかと感じました。

それから放送受信器のアクセシビリティのことは、確かにあまり積極的な取り
組みを聞いたことがないような気がします。もっとも受信器以前の部分でもあ
まり積極的ではないような印象なのではありますが。 (ただ私は放送関係はあ
まり最近の状況を追えていないので、あくまでも印象、ですが。)

中根雅文



On Wed, 4 Jul 2007 06:51:04 +0900,
高岡正@aol.com <tadashiTZN@xxxxxxx> wrote:
> 高岡です。

> 補聴器にBTを提唱してきました補聴器ユーザーです。
> BTの一番のメリットは、音源の音を直接聞くことが出来るという意味です。
> 直接というのは音の空気信号を電気信号に変換し、また電気信号を増幅して
> 空気の振動に戻すプロセスが減るということです。音源ですから、周囲の
> 音などが入らず、クリアーに聞こえるはずです。
> 携帯電話(PHSです)のBT付きを持っていますが、補聴器側が対応していない
> ので使えませんでした。補聴器がBT対応になると、テレビやパソコンの音
> を補聴器をクリアーに聞くことが出来るのではと思っています。

> こうしたことも機器のアクセシビリティ規格に入れて欲しいものです。
> 特に放送受信機のアクセシビリティ規格がないのは、大問題です。

> On 2007/07/04, at 4:40, Masafumi NAKANE wrote:

> > 中根です。
> >
> > AV Watchにちょっと面白い記事を見つけました:
> >
> > ■ オーティコン、Bluetoothにも対応するワイヤレス補聴器
> >    −オプション追加で携帯/ポータブルプレーヤーと通信
> > http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070703/oticon.htm
> >
> > 補聴器については明るくないので、ワイヤレスというのがどれだけ普及してい
> > るのか、などということはよく分からないのですが、ワイヤレスにして BTも
> > 使えるようになっている、というのが面白いなと思いました。また、こういう
> > 機能があるということは、携帯電話からのノイズの問題に関する対策もしっか
> > りとされているのだろうと想像しますが、最近はどんな製品でも対策が進んで
> > いるのでしょうかね。
> >
> > 中根雅文
> >
> 高岡@都難聴、全難聴