Re: アサヒ・コム



こんばんは、ふかがわです。

>最近、この手のシステムで気になっているのが、Macや古い機器の
>締め出しの風潮です。
>WebUDは、Windows XP/2000/Me/98SEに対応とのことですが、知り合いの関係の人
>など、95、98、Mac派が沢山います。
>そういう人に利用できないのって、ユニバーサルデザインとは言えないのではな
>いでしょうか。
>誰でもが使える、それがウェブアクセシビリティだと思うのですが。

私もMac愛用者なので、Macが使えないと「うっ」と思いますが、
もっとも伝えたい相手の環境がMacでないならば、
やむを得ない場合もあると思います。

# 現実的には予算とかスケジュールの問題が多いわけですが...

ちなみに、昔アルバイトをしていたからフォローするワケではないですが
アサヒ・コムの場合に関していえば、全く問題ないと思います。

まず、INTERNET Watch の記事には「ユニバーサルデザインを導入」と
断言しているように書かれていますが、アサヒ・コムには
「ユニバーサルデザインのコンセプトを取り入れました」としか
書いてません。

つまり、「これがユニバーサルデザインだ」とは言ってないと思います。

個人的には、それよりも

「全国紙のニュースサイトで初めて「WEBアクセシビリティ」の
本格的な取り組みを始めました。」

と言っている方が何だかなぁという感じです。

私の知る限り、アサヒ・コムよりずっと取り組みが早くて
視覚障害をお持ちの方に評判のところがあります(日経ですが)。
WebUDの導入をして「本格的」といいたいのでしょうけど...

それからWebUDに関してですが、
これがなければ見られないワケではなく、
普通の人は普通に普段使っているブラウザを使えばいいワケで、
あくまでプラスアルファの要素です。

対応サイトが少ないのにWebUDを使う人がいるかどうかは別として、
感覚としては他のブラウザを使うのと変わらないのではないでしょうか。

既存のブラウザでは不自由に感じる方が使えばいいワケですし、
それを使わずとも音声ブラウザも意識した作りにはなっているようですから
私はとてもよい取り組みだと思います。

通常でも普通に閲覧出来る、WebUDを使えば、
それに利便性を感じる人の特性に応じた閲覧が出来る、
現状の方法論としてとても有効に感じますがいかがでしょうか。

仕組みはよくわかりませんが、ワンソースで済んでいるなら
制作上のさらなる手間もないわけですし(あとはお金の問題?)。

制作の立場から言えばブラウザは統一して欲しいのですが
(機能や見た目はともかく、少なくとも同じ動作をして欲しい)、
個々の特性に応じたブラウザを使うのは、現時点では必要不可欠ですし。

問題というか残念なのは、
WebUDで全てのサイトを同じように閲覧が出来ないことでしょうか。
これを便利だと感じたユーザーは、他のサイトが対応するのを
首を長くして待つしかないのでしょうか。