Re: パソコンの給付
- To: nap@xxxxxxxxxxxxxxxxx
- Subject: Re: パソコンの給付
- From: Eiichi ITO <ito@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Thu, 5 Jul 2001 20:16:37 +0900
- X-mail-count: 00293
伊藤@神奈川リハセンター です。
この話題、新聞に取り上げられたということが凄いと思いました。
なかなかメディアに取り上げられない事が多く、逆に日常的に
この手の問題に直面している人間としてはちょっと複雑です。(^^;)
基本的なスタンスとしては、法律でがんじがらめにするのではなく、
できるかぎり、窓口に裁量を持たせ、本当に必要な人に供給できる
システム(解る人が窓口にいることが必要)が必要なのであって、
パソコンを日常生活用具するだけを目指す事が得策なのか?疑問です。
税金が今以上高くなる事はだれしも望まないわけですから、それを
有効活用できる方法を提案していくことも考えに入れていく必要が
あると思います。
ただ、この記事、ちょっと気になることがあります。読売の記事
だったかもしれませんが、日常生活用具であるワープロとして読み
替えられたパソコンが納品されたのは個人宅ではなく「作業所」と
なっていました。日常生活用具は在宅障害者(個人)に対する
物だと思います。「作業所」というのが障害者個人の権利を流用
しているのではないかという疑惑を感じました。
本当に利用者(障害者)本人のために申請された物なのかしら?
At 4:37 AM -0500 01.7.5, Masafumi NAKANE wrote:
>中根です。
>
>この件に関して、個人的にメールをいただいて、「間髪をいれずに NAPとして
>コメントを発表してはどうか」という意見をいただきました。より詳しい意見
>書だとか、公開質問状とかいうことも考えられますが、作成に時間がかかって
>しまうことは目に見えていますので、それは少し後にやることにして、とりあ
>えず問題点の指摘をするためのコメントを発表するというのは正しい方向かと
>個人的には思います。
>
>一眠りしてから (みなさんには全くご報告していませんでしたが、私は、3月
>の終わりからアメリカにきていまして、今は早朝です) 原案の作成に入りたい
>と思います。できるだけ、 JST明日の朝までにこれをまとめて、特にコメント
>を出すことに対する反論などがなければ、みなさんにレビューしていただいた
>上で発表したいと思っています。
>
>発表するといっても、ただ Web上に掲載しただけでは誰にも気づかれないの
>で、それなりにその事実を周知する必要があると思います。単純に思いつくと
>ころでは、情報源である朝日新聞、 Impress の Internet Watchなどにメー
>ルしてみるというのがありますが、他にもこういうところに出したらいいか
>も、というアイディアがあればメールしていただければと思います。あ、当然
>当該省庁、自治体にはコメントを送りつけるべきですね。後は、 IT戦略本部
>あたりでしょうか。こういった周知先のメールアドレスやファックス番号など
>をとりまとめてくださる方がいらっしゃると大変助かるんですがいかがでしょ
>うか。
>
>中根雅文
>
>
>On Wed, 04 Jul 2001 21:15:52 -0500, Masafumi NAKANE wrote:
>> 記事にもあるように、この問題 (ワープロ給付/パソコン給付問題) は、おそ
>> らく多くの障害者団体などが要望しつづけてきていると思いますが、障害者の
>> 立場だけでなく、 digital divide の解消や IT革命 (この言葉、個人的には
>> あまり好きではありませんが) の推進という立場から、現状がいかにナンセン
>> スなものであるか、また制度の改善や柔軟な運用によってどのようなメリット
>> が存在するのかということをまとめた意見書のようなものを作ってみるのはど
>> うだろう、と漠然と考えていますが、みなさんはどう思われますか? あるい
>> は、すでにそういう立場から作られたものがどこかにあるでしょうか。
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Eiichi ITO (ito@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx)
Rehabilitation Engineering Department
Kanagawa Rehabilitation Center
[ http://www.sfc.keio.ac.jp/~e-ito/ ]