Re: IW99 BOF



 湯浅です。
 waiガイドラインについて語る、というのは良いですね。
 国内メーカーの場合、ここの参加者が考えているほど
waiガイドラインは周知されていません。
 というか、関心は持たれているのだけど、この手の情報を扱っているのが
企業内の特定研究セクションに限定されていたりして
一般的な製品計画やデザイン、はたまた営業戦略などにはなかなか反映
されていないというのが実状です。
 つまり、現場と特定セクションとの間に意識の乖離が存在しているのですね。

 これの大きな要員のひとつは、こうした分野の情報がとっつきにくい、
というところにありそうです。
 自発的な高い意識を持つ者や、研究者にとっては、こういう情報は
別に英語であろうが、アチコチに飛び散っていようが、まとまっていなかろうが
それは問題ではないのですが、そうでない者にとっては
労せず入手できるリファレンスが整備されていないのは致命的です。

 今現在実際に現場に出ている人間、つまり最も具体的な
問題解決の手段を持っている人間ということですが、彼らは別に本業で
忙殺されているわけです。
 この層を動かすためには、リファレンス整備が必須になります。

 napが真に実効ある成果を生み出してゆこうとするならば
こうした現場実務者と研究者間の意識乖離を埋めてゆく方向に
動くことも大切です。

nakane>
> 「ちゃんと読む機会を作る必要がある」という点は大賛成です。ただ、翻訳
>という形がベストなのかどうかは難しいところかもしれません。

 全文翻訳して、ホラ、まずは全部読んでみなさい、というのでは
上に書いた実務者に対しては酷ですね。
 まずはBOFでwaiガイドラインのエッセンスを
参加者に対してアピールし、次に簡単なリファレンスを
作成してゆく、なんてのはどうでしょう?
 ただのトランスレータではなくて、そこにプライオリティ付けをして
要点をまとめて、それを広めてゆく、というわけです。

 どんなもんでしょ?

                        NEC北海道支社
                        クライアントサーバ販売部
                               湯浅 幸洋
                                                          YUKIHIRO YUASA
                            OFFICE E-MAIL:yuasa@xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
                                          yuasa@xxxxxxxxxxxxxxxxx
                                      TEL:011-251-5599
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