研究会 盛況でしたね でも(少し失望 )



茨城県教育庁 総務課 教育情報化 推進担当 鈴木啓之と申します

土曜日の研究会の方に参加させていただきました。
関係者の並々ならぬ熱意を感じました。ありがとうございます。

さて、今回のJIS制定に関しては、梅垣さんのお話では
ビジネスになる/(私見:プレッシャー団体としても強力な)視覚障害者
のアクセシビリティ向上がメインとのことでした。

知的障害児向きには、4.2で規定されず、4.3推奨要件で満たすほかないが
それも、認知障害や学習障害といった群が主な対象で、知的障害児を
どうするという視点に欠ける気がします。
例えば、知的障害児ににその精神年齢に合わせた電子教材や子供向けの
Webページを閲覧させるだけで、彼/彼女らのアクセシビリティは
確保できるのか? という点も気になります。
(というか、アクセイシビリティとユーザビリティの議論を楽しみに
茨城を朝6時に出て、はるばる参加しましたが、時間がなくて残念でした。)
次回を楽しみにしています。
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しかしながら、教育現場での状況は、就学する全障害児の78%
(茨城県の公開統計による)が知的障害児/重複障害児で、
視覚障害児は2.5%以下です。75条学級の在籍・通級者には
感覚障害児が多いのですが、在籍・通級者は特殊教育諸学校に比べると
1/6以下の児童生徒比に過ぎません。
感覚障害者/身体障害者は、疾病や損傷により障害区分者が増えてゆきますが
知的障害は、学校教育が修了すると、収容施設などに入るケースが多く、
障害者手帳の実数以上に大規模な無言の集団となっています。

(最も社会進出の遅れている群だけに、Web技術の恩恵も高いと思われます)
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例えば、「先進学習基盤協議会」ですら、
「eラーニング・サービスのためのアクセシビリティガイド」に
「高次機能障害者」の困難と方策の欄を設けています。
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茨城県教育庁 総務課
教育情報化推進担当
鈴木 啓之(ひろゆき)
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