国税庁の電子申告実験



中根です。

 ニュースなどでも取り上げられていますのでみなさんご存じと思いますが、
国税庁が 2003年度の本格実施へ向けて、電子申告の実験を行うようです。現
在の納税者のモニターを募集していて、募集締め切りは 09/29 とのことです。

 このようなサービスは、設計の段階から障害者や高齢者のニーズを考慮して
いかなければならないものの一つだと考えます。納税は国民の義務ですが、正
しい申告をして払いすぎた税金を取り返すのは国民の権利です。 (逆にもっと
払うはめになることもありますが、払うべきものは払いましょうね。 :-) 現
在、障害の有無にかかわらず、いろいろな事情で税務署へ足を運べない人、申
告書を自分で作成できない人などがいると思いますが、電子申告がこのような
人の数を減らすことにつながるのではないかと思います。当然このような人の
中には障害者も少なからず含まれていることでしょう。こういった障害者にも
電子申告システムが確実に利用できる形にして行く必要はきわめて大きいので
はないでしょうか。

 さて、そんな訳でモニターに応募してみようと思いましたが、対象者は練馬
東および麹町税務署管内の納税者のみということで、あきらめました。もし該
当する地域にお住まい、または勤務先が該当地域にあって可能な方はぜひ申し
込んでみてください。

 モニターとは別に、国税庁に対してシステムを見せてもらって意見を言わせ
てもらえるようなことができるといいのですが、これはちょっと一人では荷が
重いので、行動を起こすべきかどうか考えています。

 なお、この件に関する国税庁からの案内は以下にあります:
<URL: http://www.nta.go.jp/category/toukei/press/press/79/01.htm>

中根雅文