PSVC 99
- To: <nap@xxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Subject: PSVC 99
- From: "Hideji Wakabayashi" <wakabaya@xxxxxxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Mon, 8 Mar 1999 23:58:44 +0900
- X-mail-count: 00106
若林@横須賀市です。
みなさん、こんにちは
パソコンボランティア カンファレンスに行ってきました。
パソボラについては他のMLもあることですので、NAPの
守備範囲外かなと思うのですが、アクセシビリティを考慮した
ものを世の中に出すにはどうすべきかという点でいくつか
考える点がありましたので筆をとった(キーを打つ?)次第です。
(アクセシビリティの定義については議論が必要ですが今はちょっと置いておきます。)
1.技術開発のスピード
特にパソコン分野が顕著なのですが、とにかくすごいスピードで開発が
進んでおります。消費者にとっては価格低下など歓迎すべきなのでしょうが
その一方で旧バージョンとの互換性や周辺機器との接続などで不整合が
おきております。
多少開発のスピードを落としても、従来のものが使えるようにすべきなのでしょうが
買い換えてもらわないと儲からないという薄利多売の商売の現実もあります。
2.開発段階でのアクセシビリティの検討
一般に開発が終わってしまったものに手を入れるのは技術的にもコスト的にも非常に
厳しいのが現実です。
ソフトウェアなどは後からバージョンアップするという手もあるのですが。
開発の途中の段階で実際に使っていただいてご評価いただくべきなのでしょうが
短納期かつ機密などの理由により難しいのが現状です。
3.ディスカウントについて
障害者向けの割引については私もいろいろ考えてみたですが長くなるので別の機会にします。
万人にとって望ましい技術であるかという視点から技術開発の進み具合をチェックする
仕組みを考えなければならない時期なのかもしれません。
結局のところ技術の価値は使っていただいて初めてでるものなのですから。
以下はオフレコですが?
一技術者の立場からいえばもっとゆっくり皆さんと議論をし使っていただきながら
意見を聞いて、よりいいものを作っていきたいとは思っています。
そんなのん気なことではライバル社に先を越されてしまうのが現実ですが。