Understanding WCAG 2.0の翻訳公開
- To: web@xxxxxxxxxxxxxxxxx
- Subject: Understanding WCAG 2.0の翻訳公開
- From: WATANABE Takayuki <nabe@xxxxxxxxxxxxxx>
- Date: Fri, 05 May 2006 10:07:49 +0900
- Organization: Dept. Communication, Tokyo Woman's Christian University
東女の渡辺です.
Understanding WCAG 2.0の翻訳を公開しました,
http://www.comm.twcu.ac.jp/~nabe/data/2006/WCAG20LC/UnderstandingWCAG20LCWD/
WCAG 2.0本文だけでは記述が抽象的でわかりにくいので,各Success Criteria
の意図や技術例は,Understanding文書を参照することをお薦めします.
Understanding文書に書かれた技術例へのリンクをクリックすると,
Techniques文書に飛んでいきます.つまり,本文,Understanding,
Techniquesの3段構えで抽象的なSuccess Criteriaから具体的な技術例に降り
ていく構成になっています.
# Techniques文書の翻訳はまだありません.どなたかボランティアしてくださ
ると助かります.
パブリックコメント作成に当たって,以下の点でWCAG 2.0を検討すると良いと思います
* JISの要件とWCAG2.0達成基準の比較表をベースに検討:
o 一致しないものがあるとき,どちらを改良すべきか.
o WCAG 2.0の L1達成基準と,JIS X 8341-3の「しなければならない」要件
が一致しないとき,どちらを改良すべきか.
* JIS X 8341-3に適合しているウェブサイトをWCAG 2.0にも適合させるときに
不都合が生じるか?
* WCAG2.0のL1達成基準は,すべて日本で適用可能か.
* WCAG2.0のL2達成基準は,日本で適用可能か.
* 達成基準のレベルの上げ下げは必要ないか.
* Understanding文書への追加案を出す.
* Techniquesの追加案を出す.
* WCAG2.0に,わかりにくい表現や日本語に翻訳しにくいところはないか.
* WCAG2.0の文書や達成基準に,日本で適用できないところはないか.
* 人間工学・認知心理学など人間側から見て,WCAG 2.0の達成基準はすべてを
尽くしているか.逆に余分な物はないか.
* 高齢者の取り扱いは十分か.
* Usabilityに関連したAccessibilityの扱いは十分か.
* ベースラインは適切な考え方か.
* 日本の公共分野におけるベースラインを適切に定めることができるか.
* 適合モデルは適切か.
* 個々の達成基準は適切か.
* 障害を持つ利用者側から考えたときに,抜けているところはないか.
* 自分のウェブサイトや仕事で引き受けるウェブサイトを,レベルA,AA,又
はAAA適合にできるか.
* その他,WCAG 2.0を改善できる点はないか.
研究会に参加申し込みされた方々,明後日お目にかかるのを楽しみにしており
ます.
On Tue, 02 May 2006 15:50:21 +0900
WATANABE Takayuki <nabe@xxxxxxxxxxxxxx> wrote:
> 東女の渡辺です.
>
> JIS X 8341−3と,WCAG 2.0 WDの比較表の最新版をウェブに置きました.
> http://www.comm.twcu.ac.jp/~nabe/data/2006/WCAG20LC/data/JIS-WCAG20-Mapping.xls
>
> 詳細な注釈をつけてあるので,両ガイドライン比較の参考にしてください.
>
> On Sun, 30 Apr 2006 16:14:21 +0900
> WATANABE Takayuki <nabe@xxxxxxxxxxxxxx> wrote:
>
> > 下記 WCAG 2.0ラストコール・ワーキングドラフトの翻訳を公開しました.
> > 詳細は,研究会の「最新ニュース」をご覧ください.
> > http://www.comm.twcu.ac.jp/~nabe/data/2006/WCAG20LC/#WhatsNew
>
> --
> WATANABE Takayuki <nabe@xxxxxxxxxxxxxx>
> 東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科
--
WATANABE Takayuki <nabe@xxxxxxxxxxxxxx>
東京女子大学現代文化学部コミュニケーション学科