富士通のアクセシビリティ診断ツール



中根です。

Internet Watch から

----------
富士通、ユニバーサルデザイン対応をサポートするソフトウェアを無償公開
    http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/02/19/2160.html
----------

こういったツールがいろいろと出てくることは、関心を高めるという意味でも、
また今までよりは多少容易にチェック作業ができるという意味でも歓迎すべき
だと思います。

私自身はこのソフトをまだ試していませんが、知り合いが試した様子を聞くと、
特に色の組み合わせに関するものに関しては便利そうです。ただ、ちょっと作
りが甘いのかなという印象を受ける部分もあります。というのは、
http://www.accessibility.org/
にアクセスすると、 language negotiation で英語か日本語のページが返され
るようになっていますが、これで明示的に日本語のページの診断をしようとし
て
http://www.accessibility.org/index.html.ja.euc
にアクセスした場合、このページから
href="default.css"
としてリンクされている CSSを、
http://www.accessibility.org/index.html.ja.euc/default.css
として getしようとするらしく、 CSSは診断されないようです。 (当然 IEな
どでは正しく CSSが getされます。)
)

それから、 Javaを使っているようなので、多様なプラットフォームで使える
であろうという利点がある一方で、スクリーンリーダーとの愛称という点では
もしかすると問題があるかもしれないので、その点も気になります。

時間ができたら私も試してみようと思っていますが。

中根雅文