Re: 明日の資料です



お世話になります。

鳥取県でWeb制作と企画などに携わっております、鈴木@SONZ.鳥取と申します。
本会で上京する機会あったのですが、天候などで機会を逸しておりますが、
今回は、仕事の都合上どうしても動けず、また、メーリングリストでの
参加も出かできないまま、悶々としておりました。

今、仕事場から飛び出して、制作現場で気が付いたこと、思うこと少し書いて見ます。
重複するところあろうかと思いますが、ご容赦ください。

1.PDFの扱い(テキスト情報)
 非テキスト情報のひとつとして明確に扱いたい。
 なぜなら
 PDF形式にて公開すれば、それは全てユーザフレンドリーなものとして一方的な認識があることに注意したい。
 例1
 印刷物のイメージスキャニングを、そのままPDFファイルとしてしたもので十分という認識
 例2
 機械的にPDF化する場合、スキャニングの際同時にOCRによるテキスト化を行い、そのまま不可視テキストとしてPDFに保存し、校正をしないままの公開をする。アクセシブルとは少し離れますが、公開する情報として質的な問題は 関係すると思います。実際は、公開する方に色々なリスクが出てくると思いますが。

2.画像イメージに関するALT属性(テキスト情報)
 テキスト情報として冗長にならないように配慮する。
 なぜなら
 キャプション付画像などの場合、全く同じ情報が繰り返されることがある。
 例
 リンクされた画像などでは、キャプションにもリンクされることが多く、テキスト情報として冗長である。

3.記号符号の扱いの注意(音声化の配慮)
 記号符号の音声化付いて検証を行うこと。特に、記号符号が重要な意味を持つ場合。
 なぜなら
 「-10度」これの意味するところが重要。
 例
 気象情報における最低気温において 異常低温警報 明日の最低気温 -40度 は音声化エージェントに依存する部分とはいえ 生命の危険も予想される問題ではないか。
 私は、異常低温警報 明日の最低気温 マイナス40度 としている。

4.構造と表現
 a)スタイルシート
 コンテンツの表現は、スタイルシートを使うことが望ましいが、未対応のウェブブラウザについて配慮する。

 b)フレーム
 フレームがいまだに利用されている背景から考えたい。
 現在、フレームを利用したWeb制作は、小規模または、簡易なWebコンテンツ作成システムプログラムによる場合が多いと想像する。
 これは、制作コストを抑える手法として利用されており、これは、出口のないページでWebサイトが構築でき(たふうになり)、タイトルなど設定せずとも クライアントに指摘されることが少ないあらである。また、作成プログラムの場合は、出口のないファイル構成で完結したとする、そのプログラムの簡易さによるものである
と想像する。
 フレームを利用したWebサイトも、出口、タイトル、サイトの論理構造と一致するURLの付与などこれまでメーリングリストに書かれたことなどの調整と作業によりアクセシブルなものとなる可能性がある。
 ただし、制作現場として考える場合、そこまで調整と作業のコストをかける以上に フレームを利用しないサイト構成であるほうが、不謹慎であるがコストを必要とせず さらにアクセシブルなWebサイトとすることが可能であることを なんとか 一例として できないかと思う。
 フレームに関するFRAMESET 要素の記述について、文法上問題あるのか一度確認いただければと思う方法。
 通常の記述方法
<frameset cols="50%,50%">
  <frame src="frame1.html" name="frame1" />
  <frame src="frame2.html" name="frame2" />
  <noframes>
    <body>
      <p>フレーム未対応のブラウザ用テキスト</p>
    </body>
  </noframes>
</frameset> 
 エージェントが解釈する場合、まず フレームセットについて解釈し、続いてノーフレーム部分を解釈する。
 エージェントにより表示や扱いは違うが、解釈順に表示処置等されるものと考えられる。
 であるならば、以下の記述法はどだろうか。
<frameset cols="50%,50%">
  <noframes>
    <body>
      <p>フレーム未対応のブラウザ用テキスト</p>
    </body>
  </noframes>
  <frame src="frame1.html" name="frame1" />
  <frame src="frame2.html" name="frame2" />
</frameset> 
 まず、ノーフレーム部分を解釈しフレームセットを解釈し、その順でエージェントが表示処置等されるものと期待できる。
 何年か前に、フレームによるサイト構築がクライアント要求された際に、テキストブラウザlynxで、悪戦苦闘の結果 見つけたところですが、いかがなものでしょうか。
 ただし、フレームを使わないということには変わりありませんが。
 
5.全角半角スペース
 全角スペースを 半角スペースと同様に扱う エージェント(オペラで確認)あるようです。

6.コンテンツ作成上での配慮
 画像で表示されたテキストを入力させるなどの視覚による利用制限は、聴覚による利用も可能なように配慮すること。

以上長々 直前に書きました。
ご容赦ください。

不適切な部分あるかと思いますが、また、ご教示いただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いします。

では、失礼します。

以下署名
 鈴木尊善 (Suzuki-Takayoshi)
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