Re: フレーム



こんばんは。伊敷(いしき)と申します。

井上さんも指摘されていますが、フレームの問題点は、

各フレームの役割や、それらの間の関係を把握することが難しい

というところなんだと思います。
そして、この「把握のしにくさ」を助長するものが「バナーや空白の
ためだけにフレーム分割する」、「frame要素のsrc属性に直接画像を
指定する」というフレームの使い方であり、「把握のしにくさ」を軽減させるものが、frame要素のtitle属性や、各フレームに表示されるページのタイトル(title要素)になるんだと思います。

多くのメールソフトで見られるようないわゆる「3画面構成(ツリー構造になったメールボックス、メール一覧画面、メールプレビュー画面の3つ)」は、確かにフレームと同じようなインターフェイスだと僕も思います。このインターフェイスがフレームと比べて問題にならない(なっていない)のは、各画面の間の関係がはっきりしていて、かつ、ソフトをいつ立ち上げてもそれらの関係は変化しないためだとおもいます。

これがウェブの場合、フレーム分割されたページに出くわすと、まず各フレームの役割とその間の関係を把握してからでないと、そのページを使うことができません。「使い方を学習しないと使えない」というのは、ユーザビリティ的にもよろしくないです。

また、JavaScriptが絡んでくると状況はさらに複雑になります。

JavaScriptをつかうと、複数のフレームのコンテンツを一度に変更することもできます。
また、「ブラウザの表示領域の一部が動的に変化する」という観点では、ジョイントロールオーバー(onMouseoverを用いて、ある部分にフォーカスがあたるとほかの部分が変化するというインターフェイス)も問題になりますね。

「ブラウザの表示領域(ワークエリア?)の一部が動的に変化するようなUIは理解しにくい」ということだと思います。

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伊敷 政英(Masahide ISHIKI)
ishiki@xxxxxxxxxxx