Re: 通信・放送機構のバリアフリ ー情報ページ



中根です。

こういう本が日本語で出されるというのはいいですね。また、日本国内の情報
も含まれているのは重要ですね。

やはりこういう情報源は、いろいろとあった方がいいなという気がしています。
日本では欧米の情報が、それも断片的な形で入ってくることが多いのに対して、
国内の情報がまだまだ少ないような気がしています。特に視覚障害者2関して
は、日本語処理の問題もあって、ヨーロッパ言語圏と日本国内の状況の差が大
きいので、内外の状況を比較するための材料がもっと多くないといけないよう
な気がしています。

また、ユーザの視点に加えて、リハビリテーション・エンジニアやケースワー
カーなど、実際に障害者と接して彼らの需要と現実の両方を理解できている人
たちの視点をも含む情報が必要だと思います。こういう情報は日々変化するも
のですから、ネットワーク上でまとめることの価値も大きいですね。

私自身がまだこの方面に時間を使える状況にないのですが、いずれはこのよう
な取り組みを進めたいと思っています。

中根雅文

On Sun, 28 Jul 2002 10:43:13 +0900,
Yasumura Michiaki wrote:
> Joseph J. Lazzaro,
> Adaptive Technologies for Learning and Work Environments
> The American Library Association
> ISBN: 0-8389-0615-X
> http://www.world.std.com/~lazzaro/alapress.html
> 
> この本を、安村、鳥原、中村、石田の4名で現在翻訳中で、この9月にも
> 慶応大学出版会から「アダプティブテクノロジー」というようなタイトル
> で出版されます。これは、視覚障害だけではなく、あらゆる障害を支援
> する技術・製品をユーザーの立場から扱っています。付録に関連団体、
> 製品リスト、関連法律なども出ていますが、すべて米国内の情報なので
> 翻訳では、日本の情報も付加しました。CDもつけます。
> 日本の情報に関しては、アクセス研の報告書にも掲載します。アクセス研
> の電子版(Web)に関しては、今後内容をアップデートしていく予定ですので、
> ぜひ、皆さんのご協力をお願いします。