Re: [ 記事 ] NTTドコモ、「読唇携 帯電話」開発



田中さん、高岡さん、

> 受信日時: 02.3.24 5:55:33、 tanaka@xxxxxxxxxx からの引用:
> <<http://www.nikkei.co.jp/news/main/20020322CTTI017221.html>>
> 
この記事の内容に関する学会でのデモ展示が、
情報処理学会 シンポジウム「インタラクション2002」早稲田大学国際会議場(3/12〜3/14)
であり、私も見学してきました。

真鍋・平岩・杉村(NTTドコモ)、筋電信号を用いた無発声音声認識〜定常状態における
	母音の識別〜

ですね。目的は、騒音下において発声せずに筋電を元に音声(母音のみ)を合成する
ものです。記事で書いてあることと、実際とは少し違うようで、母音の認識率も、
i と u 以外の母音については、ほぼ100%の認識率ということです。また、子音に
ついても、技術的に可能と記事では書いてありますが、子音は口の中の舌の位置など
が関係してくるので、筋電だけでは難しいことを、担当者は認めていました。子音に
関して、何かブレークスルーが見つかれば、本当に画期的なことではありますが。

一方、同じグループが前日にデモ展示発表した、筋電を使った遠隔ロボット制御、

平岩・真鍋・杉村、筋電信号を用いた分身インタフェース〜生体信号による対話型
遠隔制御ロボット〜

は、本当に目を見張るものでした。腕の手の手前の部分に2個つけた電極だけで、
ロボットの手のひらを自由に開いたり、曲げたりできるものです。非常に滑らかに
動いているのが印象的でした。

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			|   安村 通晃	yasumura@xxxxxxxxxxxxxx  |
			| 慶應義塾大学 環境情報学部, Office:ι410|
			| http://www.sfc.keio.ac.jp/~yasumura	 |
			| Tel:0466-47-5111(53240)Fax:0466-47-5041|
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> 全難聴の高岡です。情報をありがとうございました。
> 頬の筋肉の動きを関知するそうで、正確には「読唇」ではないですが、
> こういうことも出来るのかと驚きました。音声とこの新機能を合わせて
> 行えば、もっと正確に文字化が出来るのではないかと思いました。
> 
> 日本語には同音異義語や同型異義語が多く、私たち聴覚障害者は舌の位置や
> 唇の脇の筋肉の動きまで見て判別していますが、習得は容易ではないです。
> 「たまご」と「たばこ」、「千葉県」と「滋賀県」などは区別が付きません。
> 
> 電話リレーサービスでは、音声を文字に変えるメディア転換をオペレーター
> がになっていますが、相手が話すだけで文字になって伝えることができれ
> ば大きなメリットがありますね。
> 
> 口頭摘出者などにも、応用が出きると思います。
> 開発元に聴覚障害者や他の障害者のニーズを聴いてもらいたいものです。