FYI: workshop on closed captioning



中根です。

 字幕放送に関するワークショップのお知らせが流れてきました。
 今後テレビ放送のデジタル化などの流れを考えると、必ずしもネットワーク
とは無関係とは言えない分野だと思います。

 申し込みの閉め切りは 11月 12日だそうです。

中根雅文
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「聴覚障害者のためのテレビ用字幕制作に関するワークショップ」

<開催趣旨>

高度情報化社会では、情報通信技術の役割が極めて大きなものであり、その
恩恵は全ての人々が享受できるものでなければならない。特に、高齢者、
障害者など所謂社会的な弱者にとって、これらの技術が健常者と同等に利用
できることは、情報アクセス権の考えが重要視される中、大変重要である。

通信・放送機構 渋谷上原リサーチセンターでは、聴覚障害者用にテレビ字幕
制作のための技術に関する研究開発を進めており、聴覚障害者のための情報
通信技術に関する研究者や利用者を集めてのワークショップを下記のとおり
開催する。本ワークショップの開催は、情報交換・交流の場を提供し、聴覚
障害者向けの字幕制作技術の発展に貢献するものであると確信する。

    記

1 会議名
 「聴覚障害者のためのテレビ用字幕制作に関するワークショップ」
  Workshop on TV Closed Captions for the hearing impaired people
2 日程
  平成11年11月20日(土)
3 場所
  ワークショップ: 早稲田大学 国際会議場
           大会議室(講演会場)、第3会議室(デモ展示・交流会場)
  レセプション: リーガロイヤルホテル(早稲田)ダイアモンドルーム
4 参加費  無料(但し、事前に申込みが必要です)
5  申込み方法
    申込みは、下記の申込書に記入の上、事務局まで
    電子メールでお申し込み下さい。
    申込みを頂いた方には、事務局より確認のメールを送ります。
6  事務局(連絡先)
    国際ワークショップ事務局(ICS企画)
    Tel: 03-3263-6474  Fax:03-3263-7077
    専用電子メール:taoworkshop@xxxxxxxxxxxxx
7 参加予定者
  発表者:12名(海外5名、国内7名)
  デモ・展示発表者(一部交渉中を含む)
 CRL、飯田電子、NEC、三菱電機、NHK、高電社、マイクロソフト
 *11時より第3会議室においてデモを行っております。
8 プログラム(詳細は下記参照)
 ・挨拶/基調講演/RCの研究報告
 ・各国の字幕放送の現状(韓国、米国、オーストラリア)
 ・利用者の立場から(全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、字幕制作共同機構)
 ・大学、企業の取組み(5件)
 ・レセプション
   (http://www.shibuya.tao.go.jp に最新のプログラムを置いています)
9 実施主体
  通信放送機構 渋谷上原リサーチセンター
    東京都渋谷区上原3−23−5オーガストハウス2F
    Tel:03-5790-7065  Fax:03-5790-7066
10 公式言語
  英語と日本語とし、同時通訳付
11 情報保障
  日本語要約筆記、英語要約筆記、手話通訳実施。

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申込書(電子メール用)

国際ワークショップ事務局(taoworkshop@xxxxxxxxxxxxx)行

「聴覚障害者のためのテレビ用字幕作成に関するワークショップ」に
出席を希望します。

  ふりがな
  お名前:
  ご所属:
  TEL:
  FAX: 
  Email:
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(注:お手数ですが、電話、FAX番号、電子メールアドレスもご記入下さい。)

<プログラム(予定)>
セッション1 10:00〜11:30
・開会挨拶: 通信・放送機構 渋谷上原リサーチセンター
                             プロジェクトリーダ 白井克彦
・来賓挨拶: 郵政省殿
・基調講演: University of Southern California  Prof.Eduard Hovy
   「聴覚障害者のための自然言語処理」
     "Natural Language Processing for the Hearing Impaired"
・ プロジェクト報告: 通信・放送機構 渋谷上原リサーチセンター
                              プロジェクトサブリーダ 江原暉将
    「視聴覚障害者向け放送ソフト制作技術研究開発プロジェクトの研究状況」

(昼食) 展示ブースにおける各企業,研究機関の技術開発,
          研究成果のデモをご覧ください。

セッション2 13:00〜15:00 「利用者、字幕制作者の立場から」(4件)
・ Director of Technology Association for Caption Service  Prof. Han Woo Kim
     "Stenographic System for Caption Service of T.V Broadcasting"
   MBC(韓国文化放送) Project Manager Sang Woon Lee
     "The current situation of TV Closed Caption Broadcasting Service in
Korea"
・ Tripod/Rapid Text(アメリカの字幕制作会社) Nanci Linke-Ellis
    "Closed Captioning in America: Looking Beyond Compliance"
・全日本難聴者・中途失聴者団体連合会: 理事長 高岡正
  「字幕放送の拡充に向けて」
・ 字幕制作共同機構: 常務理事 木村紀征
   「日本における字幕制作の現状と課題」
 (休息)
 セッション3  15:15〜17:45 「研究者、開発者の立場から」(5件)
・ 上越教育大学大学院学校教育研究科: 助教授 我妻敏博
  「聴覚障害児の文理解の特徴と問題点」
・ CSIRO(オーストラリアの公的研究機関): Dr. Robert-Ribes
   "Semi-automatic captioning of TV programs, an Australian perspective"
・ 日本電気C&Cメディア研究所: 音声言語テクノロジーグループ主任研究員 奥
村明俊
 「字幕から抽出した5W1H情報を用いたマルチメディア情報ナビゲーション」
・ 三菱電機情報技術総合研究所: 音声・言語インタフェース技術部 専任 阿部芳
春
  「特定分野の言語統計量を用いる音声のテキスト変換」
・ NHK放送技術研究所: ヒューマンサイエンス  副部長 安藤彰男
 「放送ニュース番組への字幕放送を目指した音声認識システム」

レセプション 18:00〜19:30 リーガロイヤルホテル(早稲田)

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