(nap)



皆様

市川@千葉大学です。

このほど障害者のための情報処理および通信技術に関する研究発表と討
論の場として、下記のような研究会が発足しましたのでご案内いたしま
す。
研究発表および討論に積極的にご参加頂けますようお願いいたします。

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                         電子情報通信学会
               ヒューマン・コミュニケーション・グループ
                 第二種研究会「福祉情報工学研究会」
                           設立のご案内

 電子情報通信学会のヒューマン・コミュニケーション・グループでは、
このほど、障害者や高齢者の情報・通信関連の諸課題に取り組む先端的
情報・通信技術や科学をはじめ、認知科学、言語処理、ヒューマンイン
ターフェースなど関連諸研究に従事する研究開発者が一同に会し、発表、
討論する場を提供することを目的とする第二種研究会「福祉情報工学研
究会」を設立いたしました。
国内だけでも視覚障害者と聴覚障害者が各々約35万人、肢体不自由
者が約170万人、盲聾者約3万人など約400万人の障害者がおり、
高齢社会の進展とともに中途障害者も増加しつつあります。また、50
歳で約25%、75歳で約75%の人たちが何らかの障害を持つともい
われています。
 一方、情報通信技術の高度化が進む中で、残念ながら、この多くの障
害者・高齢者が情報弱者として取り残されつつあります。このような状
況に中で、この問題に対処すべく、多くの研究者や機関が先進技術を駆
使して障害者、高齢者対応の情報・通信技術の研究開発に取り組んでい
ます。
  この研究開発・実用化には、障害者・高齢者自身やサポートするボラ
ンティアなどが求める機能や性能を明確にし、その視点から結果を評価
することと、それを実現する為の、先端技術を活かした方法論が必要で
あることはいうまでもありません。そこでは、それぞれについて十分な
検討がなされるとともに相互に十分に整合の取れたものでなければ、真
に効果を上げることはできません。
  このような状況に鑑み、今回本研究会を設立した次第です。
  本研究会は、関連分野の諸学会や研究会とも積極的に提携し、この分
野の交流の輪を広めると共に、研究開発活動の発展に寄与して行きたい
と考えております。
  皆様の研究発表と討論への積極的参加をお願いいたします。

                           委員長     市川    熹(千葉大)
                           副委員長   野城  真理(北里大)
                           幹事       安藤  彰男(NHK技研)
                                      畑岡  信夫(日立中研)
                           幹事補佐   佐藤  秀一(マイクロソフト)
                                      伊藤  英一(神奈川リハ)

平成11年度活動計画
第1回 研究会  日時:1999年11月5日
               会場:NEDO白金台研修センター
               内容:(1)特別招待講演(未定)
                     (2)一般発表
                     (3)特別発表(特別セッション)
                     (4)懇親会
第2回 研究会  日時:2000年3月10日
               会場:工学院大(新宿)


第1回研究会発表の募集
申し込み先:畑岡  信夫(日立中研)  hataoka@xxxxxxxxxxxxxxxxx
            国分寺市東恋ヶ窪1−280(株)日立製作所中央研究所
申し込み締め切り:1999年9月20日

以上