TRONGUI仕様



若林@横須賀市です。

TRON-GUI仕様研究会が仕様検討を始めるようです。 
TRONにはイネーブルウェア研究会があるくらいですから
アクセシビリティの考慮はなされると思いますが、
NAPとして意見を述べるのも面白いかと思います。

最終的に何が主流となるかは、消費者へ受け入れられるかという
マーケットの判定になるのでしょうが、ユーザーインタフェースについて
仕様検討から参加できる機会はあまりないと思いますので
意見を述べるいい機会ではと考えます。


以下引用します。

       1999年3月24日
       (社)トロン協会 プロジェクト推進委員会

     TRON-GUI仕様研究会
      活動開始のお知らせと参加のお誘い

昨今では、数多くの電化製品や事務機器に制御用のマイクロコンピュータが使われて
おりますが、機器本体の機能の増大に伴い、その操作方法も複雑化しており、液晶画
面やタッチパネルを利用したGUI(Graphical User Interface)を採用する機器が増え
てきました。しかしながら、GUIを処理するプログラムの開発は簡単ではない上に、
標準化の遅れた分野であるため、一度開発したプログラムの再利用は難しい状況です。

このため、(社)トロン協会プロジェクト推進委員会では、ITRON/BTRON/HMIの各専門
委員会の協力を得て、組込み機器向けのGUI機能のAPIを標準化するための検討を開始
することにいたしました。具体的には、プロジェクト推進委員会の管理の下に「TRON
-GUI仕様研究会」を設け、技術的な検討を進めていくことにしました。この研究会で
は、今後1年足らずの活動期間の間に、組込み機器のGUI機能に対する要求を洗い出し、
その標準仕様案(TRON-GUI仕様)をまとめることを目標としています。もちろん、TRON
プロジェクトの一環としての活動ですから、トロン仕様との整合性を考慮いたします。

TRON-GUI仕様の標準化により、ユーザ(アプリケーションメーカー)にとってはGUI機
能の開発が簡単になり、開発期間の短縮やコストの低減が期待できます。また、アプ
リケーションの再利用が可能となり、GUI処理用ミドルウエアの選択肢も広がります。
一方、ソフトウエアメーカーにとっては、TRON-GUI仕様をサポートするミドルウエア
を開発することにより、ユーザ側の必要とする機能を的確に提供できます。

本研究会の活動は、月に1回程度のミーティングを中心に、電子メイルによって議論
を補う形で進めます。TRON-GUI仕様研究会で作成した仕様については、一般公開を行
い、トロンプロジェクトの基本方針に従って、誰もが自由に実装し製品として販売す
ることができるようにします。

(社)トロン協会プロジェクト推進委員会では、本研究会の活動に積極的に貢献してく
ださる組込みシステム関連企業の技術者の皆様や、GUI/HMIの研究をなさっている研
究所や大学関係者の皆様をお待ちしております。特に、TRON-GUIのユーザ側の技術者
の皆様、つまりGUIを用いた組込み機器を開発する企業の皆様の参加を歓迎いたしま
す。研究会への参加費用はかかりませんが、研究会活動に積極的に貢献してくださる
ことが参加の条件となります。研究会への参加を希望される方は、以下の参加申込書
に必要事項をご記入の上、電子メイルでお申し込みください。

なお、本研究会の第1回ミーティングを以下の要領で開催しますので、本研究会への
参加希望者はご出席いただけると幸いです。ミーティングでは、本研究会の活動の趣
旨と進め方についての方針を研究会の幹事からご説明し、参加者からのご意見をいた
だきます。


  記

名称: TRON-GUI仕様研究会 第1回ミーティング
日時: 1999年4月16日(金) 13:00〜15:00
場所: トロン協会 (東京都港区三田1-3-39 勝田ビル5F)

議題:
    ・研究会の進め方について
    ・TRON-GUI仕様の暫定ドラフト

参加申込み・お問い合わせ先:
社団法人トロン協会 担当: 松村
〒108-0073 東京都港区三田1-3-39 勝田ビル5F
TEL. 03-3454-3191, FAX. 03-3454-3224
E-mail: HHG03172@xxxxxxxxxxx

以上