Re: 聴覚障害者はどうやって 救急車を呼ぶか?



横田@ならのうちです。

Chika Sekine さん いわく (nap) Re: 聴覚障害者はどうやって救急車を呼ぶか?

>先日、Comjapanの会場でさまざまな障害者に展示会のアクセシビリティを
>モニターしていただくという企画を行なったのですが、やはり最も
>情報摂取に苦労したのは聴覚障害者でした。手話通訳はいない、
>筆談では時間がかかる、補聴器は会場の大音響でこわれる、という
>状態で、モニターの方はしばらく頭痛がおさまらなかったようです。

この大音響でこわれる、というのはありえないと思われるのですが、
本当に壊れたのでしょうか?
私が察するところ、大音響がさらに増幅され、聞こえが一時的に麻痺
しただけではないのかと思うのですが、どうでしょうか?
(もし、ホントに壊れたらそれこそ会場の責任として損害賠償モノ)

# 私も標高の急激な変化で聴力が完全に麻痺したことがあります


>健常者向けの会だから、最初から情報機器の展示会にはいかない、
>行かないからそのニーズがわからず、結果として機器開発が
>遅れる、というのが、今の聴覚障害者向け機器の状況ではないかと
>思います。

あと、手話依存が高いろう者は、ろう者同士の社会に閉じこもり、
一般社会への関与も浅い傾向がみられるようなんですよね。
それで、ニーズがきちんと伝わっていかない面もあるように思います。
(文章力の要素もあるかもしれませんが)


>聞こえない方への配慮を救急体制、防災体制の中で確保して行く
>努力はこれから必須だと思います。がんばってください。

11月末は字幕シンポジウムのパネラーにもなったりで、どたばたしていたら
11月28日の中日新聞によると滋賀県警察が携帯電話の文字通信に対応する
という記事の報せが。現時点の携帯電話の文字通信の問題を考えると、喜ぶ
にはまだ早いんだよ〜〜〜〜〜〜〜。

おかげさまで、夕食を後回しにしてNHK西日本文字放送のバリアフリー担当、
NTT公衆電話開発担当、聴覚障害者コンピュータ協会、奈良県警察と、
あちこちへのメール書きに忙殺されてしまってますT_T
ここの読者の皆さんも各地の警察へ一声お願いします。
とりあえず、nap の皆様へのお知らせでメール発送は一時休止。
ファクスがまだ残ってる。

これに関する意見表明をこちらに記してあります。

URL:  http://www.amy.hi-ho.ne.jp/miskij/dtmf005.html

例のDTMF文字リーダ関連の商品化の話は、マーケティング調査が必須といわれて
しまったT_T
また、部品を寄せ集めて作るとなると、キーボード搭載のもので7万円になる
だろうとのこと。
やはり大手に作ってもらうのが早道とはいえ、コネの問題も大きいそうです。
さらに、NEDOなどの開発資金援助を受けるにしても、最先端技術でなければ
貰えないといったチグハグな状況も見直す必要がありそう。
先端技術を生んだところで、利用手段まで及ばなければ、結局は生み捨てに
なってしまうんだよねえ。

----
:  ∠     情報悉皆屋(C)  横田 充洋      http://www.amy.hi-ho.ne.jp/miskij
:.° ヾ< InfoEvangelist YoKota MItSuhiro  miskij@xxxxxxxxxxxxxxxx