W3C User Agent Accessibility Guidelines 1.0



中根です。

最近忙しくてすっかり目を離していましたが、ようやく W3Cの 3ガイドライン
のうちの一つ User Agent Accessibility Guidelines が W3C Recommendation 
として公開されたようですね。まだ最終版の内用に目を通してはいませんが、
かなり時間をかけて作られてきたものなので、それなりのクオリティのものな
のではないかと期待しています。内用を見ていないのでなんとも言えませんが、
ブラウザ・ベンダーの動向に注目したいと思います。

プレスリリースが
http://www.w3.org/2002/12/uaag10-pressrelease
に、ガイドラインそのものが
http://www.w3.org/TR/UAAG10
にあります。

Webのアクセシビリティは、コンテンツの改善、ブラウザ (user agent) の改
善、ユーザのスキルアップなど、いろいろな側面から状況を変えて行くことで
効果的に向上できるものだと考えています。そのような中で、 (内用の善し悪
しは知りませんが) ブラウザに関して指針となる国際的な文書が示されたこと
にはそれなりに意義があると思います。ユーザやコンテンツ製作者が、ブラウ
ザ・ベンダに対して改善要求を出汁、そして改善の実現に向けてプレッシャー
をかけて行くに当たって、このような文書の存在が役立ってくれるのではない
かと感じています。

時間を見つけて内用をじっくり読んでみたいと思います。

中根雅文