Re: [ 記事 ] 聴覚障害者が使える携帯電話を



受信日時: 02.2.11 16:50:59、 max@xxxxxxxxxx からの引用:
<<http://japan.cnet.com/News/2002/Item/020205-8.html>>

高岡です。
元の聴覚障害者が使える携帯電話をの記事がちょっと背景というか
意味が分かりにくいですね。
上記の「使えない」という記事を参照しますと、アメリカでは
補聴器を使っている600万人の人(難聴者ですね)がセルラー
ホン(デジタル方式の携帯電話)が使えないと紹介されています。
これは、携帯電話が補聴器に大きなノイズやブツブツという妨害音
を与えるものです。
この問題については、かなり前から補聴器メーカー、通信事業者で
も問題になっており、私も八代英太郵政大臣の就任直後に開かれた
「情報バリアフリー研究会」でも指摘していますから、総務省でも
問題は把握しています。

NTTドコモ関西が携帯電話に接続する拡声アダプターを試作して
希望する聴覚障害者に配布しました。全難聴でも全国大会の参加
者に配布しました。

アメリカでは、電話リレーサービスが普及しておりますが、これは
TTYというキーボード付き電話で会話するものですが、電話リレ
ーサービスを利用するときもセンターとの間は、また直接TTYを
持っている人と交信する際も電話と同じように接続してから交信す
る回線交換式です。非常に早くから普及していたために通信規格が
とても遅い片方向通信方式です。
これが、問題になっているのでしょう。

日本の場合は、いま自立コムが研究開発しているのは、IP電話を
利用したものです。もちろん同時双方向で文字をテキストでも筆画
(描画)でも交信できます。

これを携帯電話からも家庭からも、使えるようになるのはやはり、
入力方式が問題になるのではないか。携帯電話の文字キーで同時双
方向の通信をするには難しいと思います。

アメリカで人気のある小型キーボード付きのポケベル「ブラックベ
リー」は日本の電子手帳みたいなPIMを思わせますが、これでも
日本語の入力は難しいでしょうね。

中途半端ですが、ここまで。