WWW Usability 調査



中根です。

Internet Watchに以下のような記事を見つけました。 Web の usabilityに関
連するものです。

  ■障害者に対するWebサイトのユーザビリティは依然として低い〜米調査
  http://www.watch.impress.co.jp/internet/www/article/2001/1018/nng.htm

これとは直接関係ないのですが、最近 Webの accessibility/usabilityの測定
の方法について考えることがあります。 W3Cのガイドラインを満たしているか
らアクセシビリティが高い、と言うことが必ずしも言えないというのは皆さん
も感じておられるのではないかと思うのですが、それに加えてユーザがどの程
度アクセシビリティを高めるために役立つ知識 (たとえばブラウザの設定方法な
ど) を持っているかということでも大きく変わってきてしまいます。しかし、
そういう要素を加味した上で、客観的にページの accessibility/usabilityを
判断するのは大変難しいことだと思います。その一方で、あるページが使いや
すいかどうかというのは、個々のユーザの主観で判断されることが多い問題で
すから、主観的要素を考えなければ現実的な評価はできないことになります。

ユーザに求められる知識が何かというのは障害の種別など、ユーザが置かれ
た状況によって異なるものですが、そういう事項をまとめる作業などというの
も必要なのかもしれません。

中根雅文