声明発表後の反響などに 関するまとめ



中根です。

さて、日常生活用具給付に関する声明を出してからほぼ1ヶ月がたってしまい
ました。実はその後、右手の親指が腱鞘炎らしき症状になり、ろくにタイピン
グができない状態が続いたり、ちょっと出かけないといけなかったりとで、な
かなか以下の報告をこちらに出せませんでした。 (ちなみに、右手の親指が使
えないだけでもかなり不自由でした。タイピングに関しては、普段の調子が狂
ってしまうためか、誤字脱字誤変換が多発しました。)

さて、ということで、今回の声明発表後の反響などを簡単にまとめておきたい
と思います。

まずメディアでの取り上げられ方についてです。前にも書きましたが、全く期
待していなかったにもかかわらず、 ZDnet、 Mainichi INTERACTIVE が記事に
してくれました。他にも、いくつかの Webメディアで取り上げられていたよう
ですし、また個人のページで紹介されているような場合もあるようです。

また、今回の件をきっかけに、 NAPの副代表を引き受けてくださっている高村
さんが、毎日新聞から障害者雇用などに関連する話題でインタビューを受け、
 7月 19日の紙面に掲載されたそうです。

また、個人的にメールをくださった方も少なくありませんでした。そのような
メールは今回の声明に賛同してくださるものばかりでした。

その中に、各社のワープロ専用機生産中止に関連する報道についての情報や、
今や珍しくなってしまったワープロ専用機に関する情報などを教えてくださっ
た方もありました。

また声明発表後、 Webサイトへのアクセスも急増しました。正確な統計はとっ
ていませんが (その気になればとれるのですが) 普段と比較してかなり多くの
アクセスがありました。

全体的に見ると、予想、期待以上の反響があったというのが個人的な印象で
す。改めてご協力いただいたみなさんにお礼申し上げます。ありがとうござい
ました。今後の厚生労働省などの動きに注目しましょう。

それから、「パソコン (ワープロ) の給付は障害者を対象としているはずなの
に、作業所へのパソコン (ワープロ) 導入の目的で制度が利用されたのではな
いか」という指摘がこのメーリングリストでも出ていました。これに関して、
今回の声明に関連する取材をしたというある記者の方からいただいた情報を記
しておきます。その方によると、福島市によれば、反省文を書かせたのは作業
所の指導でパソコンを申請し、作業所で使っていたからだ、とのことです。ま
た、他にもワープロではなくパソコンの給付を申請した例も把握しているが、
反省文を書かせるといった措置は考えていない、とも言っていたそうです。た
だ、これはあくまでも福島市だけからしか話を聞けていないですし、報道の後
でのコメントなので、実際のところがどうなのか、正確なところは分からない
という気がしますし、記者の方もその意味でこの情報に関しては取り扱いに注
意が必要だという認識をされていました。

さて、以下に上で紹介した記事などの所在を示しておきます。

ZDnet ニュース:
http://www.zdnet.co.jp/news/bursts/0107/09/nap.html

Mainichi INTERACTIVE:
http://www.mainichi.co.jp/digital/computing/archive/200107/10/1.html

ワープロ専用機生産中止に関する報道記事:
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/enterprise/news/0101/12/13.html
http://www.yomiuri.co.jp/bitbybit/bbb01/150501.htm

ワープロ専用機の製品情報:
カシオのワープロ <http://www.casio.co.jp/darwin/>
シャープのワープロ <http://www.sharp.co.jp/products/menu/wp.html>

以上です。

中根雅文